筆者は大手の金融機関に新卒で入社しました。しかし1年目にしてすぐに仕事を辞めたい という考えが頭の中を巡り、鬱のような状態で毎日会社に行っていました。
しかし周囲からは「1年目で辞めるのはあまりにも早い」とか「1年目で辞めるとこれから社会で生きていけない」と言われ、ひたすら我慢をせざるを得なかったことを今でも覚えています。
しかし結局入社2年目で会社を辞めました。そして現在はフリーランスとして活動しており、1年目で会社を辞めておけばよかったと凄く後悔しています。今回はそんな筆者の体験談を基に、1年目で仕事を辞めたい時の対処法 についてお話していきたいと思います。
目次
1年目で仕事を辞めたいのは普通
まず、ご安心いただきたいこととして、1年目で仕事を辞めたいと思うのは普通 です。大学生から社会人になることでライフスタイルが大きく変わり、色々なことで悩んでしまうことがあります。
筆者は大手の金融機関へ勤めていたので、同期が数百名いました。やはりそれだけ人数がおりますので、仕事を辞めたいと考えている人が結構いることが分かりました。
自分だけ耐えられない、社会に適合できないなんて思い悩む必要はありません。あなたが知らないだけで1年目で仕事を辞めたいと思っている人はたくさんいるのです。
1年目で仕事を辞めたくなったらどうすべきか
1年目で仕事を辞めたいときはどうすればいいのか、とても不安な気持ちになりますよね。筆者も周囲に相談できず一人思い悩むことがありました。
これから1年目で仕事を辞めたくなった時に役に立つ対処法 をいくつかのステップに分けて紹介します。もし今、あなたが困っているのであれば一度試してみることをおすすめします。
ステップ1 自分の将来を真剣に考える
1年目で仕事を辞めたいなら、まずは将来を真剣に考えてください。 なんとなくで会社を辞めたり、なんとなく会社に残ったりすると後悔することになりかねません。
将来自分がどんな人生を送っていきたいのか真剣に考え、そして今何をすべきなのか自分に問いかけてみましょう。筆者の場合、こんな質問を自分に投げかけました。
- 何歳まで働くか
- どのくらいの経済力を手に入れるか
- どんなとこに住みたいか
このように様々な質問を自分に問いかけることで、今やるべきことが明確になります。試しにノートを開いて自分のやりたいこと、実現したい人生を書き出してみましょう。
ステップ2 プロに相談する
具体的なキャリアの方向性が見えてきたら、次はそれを実現するためにプロに相談していきます。プロとはここでは転職エージェント(※)や、起業相談窓口などを指します。
率直にお伝えすると、一人で思い悩むのは時間の無駄です。プロに相談すれば自分には思いつかないようなアイデアを提供してくれることもあります。
悩むより、まず動きましょう。そうすれば自ずと情報が集まり自分が一体どうすべきなのか明確になってきます。
ステップ3 上司と話す
ステップ2をすることで、具体的に今自分が何をすればいいのか分かります。例えば、転職のための資格取得や転職サイトへの登録などです。
起業をする場合はまず法人登記や開業届の提出なども必用です。これらをしっかり把握した上で後日上司に相談しましょう。
上司に相談するのはとても勇気がいりますよね。いつも忙しそうにしている上司には話かけ辛いという気持ちも痛い程分かります。
そんなときに筆者は、まず身近な先輩社員に相談しました。年齢が近い先輩社員は後輩に対してや思いやりがある人が多いです。そして率直に自分の思いを伝えてみましょう。
もしその先輩と仲が良ければ、先輩から上司にこっそり伝えてもらうのもアリかもしれません。勇気を出して、直接上司に言いに行くのがベストですが、どうしても難しいときはこの手を使いましょう。
1年目で仕事を辞めたいなら、まず辞めてみるのも手
「もう色々悩むのは疲れた!」
という人は思い切って辞めてしまうのも一つの手です。筆者の経験上、1年目で仕事を辞めても問題なく生活できます し、困ったら誰かに頼ればなんとかなるものです。
よく人には迷惑をかけれないと考えてしまう人もいますが、迷惑をもしかけてもそれ以上にお返しをしてあげればいいのではないでしょうか。
人間関係はお互い様です。もし友人が困ったときはあなたが手を差し伸べれるように思い切って将来への一歩を踏み出してみませんか?
1年目で仕事を辞める方が断然良い
社会人1年目の皆さんにとって最大の武器はなんでしょうか。それは時間です。若ければ若い程挑戦することのできるチャンスは多いのです。
もし仮に失敗しても、やり直すだけの時間はたっぷりと残されているのです。1年目で会社を辞めることのデメリットばかり考えず、メリットにも目を向ける ことで前向きになれます。
会社を辞めることはとても勇気のいることです。しかし後悔先に立たずという言葉にもあるように、行動せねば必ず後悔は残ってしまいます。
行動しない後悔よりも、行動した結果の後悔のことを考え、勇気を出して一歩を踏み出してみましょう。